悪意

マイクロソフトの「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」ってのがあるんだけど、この名前はちょっと変な日本語じゃないだろうか。なんだかソフトウェアに意思があるみたいじゃないか。「のある」の部分をどう捉えるかって話かもしれない。意志があるわけじゃないってことを的確に表すとしたら「作成者の悪意が反映されたソフトウェア」はどうだろう?ちょっと回りくどいが少なくとも悪意のありかが明確になった。ただ、例外として考慮すべき点もある。作者の悪意が介在することなく、例えば善意や偶然によって、結果としてウィルス等のソフトウェアとして振舞うことになったソフトウェアだ。あるいは逆に悪意が反映されていてもそれが削除の対象じゃないこともあるだろう。たとえば、超便利なツールで使用上は何ひとつ不都合は無いんだけど、About画面を見ると悪意に満ちた言葉や画像が並んでいる場合も「作成者の悪意が反映されたソフトウェア」だが、削除ツールのターゲットではない。だったら「何者かの意図や偶然により利用者の不利益となる動作をする可能性があるソフトウェア」ではどうだろう。これなら削除対象となりうるし紛らわしくない。マイクロソフト社のご担当者様が、偶然ここに辿り着いた際には名称の変更を検討して頂けると幸いである。


クリスマスといえば、先週か先々週のはなまるマーケットのオープニングが面白かった。いつものように薬丸と岡江久美子で雑談しているところに、後から曜日レギュラーが加わるという段取りなのだが。その日の雑談は「クリスマスの想い出」そして曜日レギュラーは柴田理恵だった。ここで薬丸が不意に天性の意地の悪さを発揮する。薬丸は柴田に「クリスマスの思い出は何かありますか?」と聞いたのだ。もちろん柴田はクリスマスのお祝いは一度もやった事が無いとマイルドに答えていた。


コミPo!の話。絵が描けなくてもマンガが作れるというコンセプトが気に入り、期間限定のお試し版を使うまでは買う気まんまんでいたんだけど、お試し版を使ってみて考えが変わった。ソフトは高機能なのに使いやすくて不満は無いのだが、それ故に買う意欲がしぼんでしまったのだ。というのは簡単に作れてしまうことによって「要は絵が描ける描けないじゃねえな」ってことを再確認してしまったのだ。例えば、DPZコミPo!による合同企画で第2回の入選作*1になったのは、オモコロの4コマページ*2で俺が一番気に入っている小野ほりでい*3さんだった。なんだ絵じゃないんだ、いや、絵も良いんだけどさ。ちくしょう「絵が描けなくてもマンガが描ける」じゃなくて「絵が描けなくてもマンガが描ける(ただし面白い人に限る)」じゃないか。下手に買ったりしても、自分なあれを再確認するだけじゃないか、だったら買わないほうがいいんじゃないかと思うに至った訳だ…訳です*4


デイリーが唐突に3Dのサイトを始めた*5。何とのタイアップなんだろう。このサイトのfaviconツイッターアカウント*6のアイコンを見ると、Z君が青赤に塗られている*7。もちろん3Dメガネの青赤なんだろうけど、キカイダーぽくなっている。ただ、ご存知のとおりキカイダーというのは、左右に段差があるのに対して、このアイコンは左右が揃っている。じゃあキカイダー01なんじゃないの?と思ったが01だとしたら青赤が逆なのだ。多分、どっちでもないのだろう。ていうかそれほど似てないし。まだ画像がちょっと見づらいが、3D画像は大好きなので期待したい。3Dといえば、先週最新バージョンが届いたShadeという3Dグラフィックソフトの新機能でも立体視画像を作ることができる。いつものことだが、このソフトを使って作りたい物が思いつかない。何か無駄に精巧なんだけど、誰も欲しがらない立体画像を作ってみたい。

*1:ひとこままんがコンテスト・自由部門

*2:オモコロ漫画

*3:毎日が小野ほりでい

*4:スネークマンショーより。

*5:3DポータルZ

*6:@3dportalz

*7:先ほど再確認したら赤青メガネをかけたZくんに変わっていた。