猫のケンカ

うっかりしたことに、コメント欄のあの下品で卑しい画像認証がオンになっていた。品性下劣な設定をして本当に申し訳ない。言い訳になってしまうが、自分のアカウントでログインした状態でコメント欄を開くと、あの馬鹿丸出しな画像認証が表示されないので気付かなかったのだ。今朝、コメント欄の設定を変えて「自分のブログからスパムが減れば他人の手間など知ったことじゃないぜ」でおなじみの画像認証が出ないようにしたので、ご容赦の程を。


スピード感のない揉め事が嫌いだ。「Aなの?だったらこっちもBしちゃうよ」「別にBされても困らないから好きにすれば」「じゃあ、Bだ。これでも駄目なら本格的にCだよ」「Cはさすがに無理だろう?本当に?」「ほら、Cの代わりにDだ」みたいな感じでもたついてる上に、ひとつひとつのターンが長い。他の国は知らないが、日本における集団と集団の揉め事はだいたいこんな感じのぬるいリズムで進む。さっきの例だと「Aなの?だったらCだ(実行)」「やったなちくしょうめEでもくらえ(実行)」。猫のケンカがだいたいこれだ。俺が見たいのはこんな揉め方なんだ。こんな揉め方なんだったら。


instagramで、写真は確かに良いんだけど、馬鹿みたいに多くのLikeがついて、馬鹿みたいなコメントが山ほどつく人がいる。コメントは「ちやほや」「気に入られたい」雰囲気が全開なものばかりで、ちょっと気の毒だなと思って見ていたのだが、ふとアカウント名で検索したところ、その人が漫画家*1だと解った。せっかく写真が良いのに、写真以外の理由で猫なで声の評価しかされないというのは不幸なことだと思う。「撮った人が誰かってのも鑑賞ポイントだ」という考えがあるのは解るが、俺は認めない。認めないんだったら。


ジョン・刑事くん(第一話):
「矢追町3丁目で殺しだ。現場に向かってくれ」
「…」
「おいどうした。急げ」
4分33秒後)
「わかりました!」

*1:地雷を踏みたくないので名前は書かない。幸い俺は名前も作品も知らない方だった。