昨夜から今朝まで

昨夜は夜更かしをしてしまった。たしか3時過ぎに寝た筈だ。しかも夜半から風が強くうるさかったのを覚えている。にもかかわらず、特に寝不足になることもなく通常通りに目が覚めた。睡眠てもっと少なくても良いのかもしれない。不要でも寝るけどな。朝の日課としてテラスから手稲山の写真を撮り、ついでに今日の天候を確認する。風は強く雨は強かったり弱かったりで油断ならない天気だ。シャワーを浴びて洗濯を済ませ、その間にネットをチェックする。この間、奥様ちゃんはお弁当を作って今日のわんこを見て出社。洗濯物を干してから第2段の洗濯物をタイマーセットする。その間、冷凍してあった小パックのご飯をレンジにかけ、レトルトのキーマカレーをコンロで温める。朝食にカレーというのはイチローが広めた習慣らしい。小倉智昭みたいな見苦しい言い方で恥ずかしいのだが、俺はイチローが提唱する前から朝カレー食べてたと思う。イチローが俺の日記を見て始めた可能せもちょっとは残っている。ないな。そういえば先日のインタビューでもう朝カレーはやめたとも言っていた。飽きっぽい男だ。キーマカレーは粘性が高いのでレトルトの場合、袋からなかなか出てこない。手で絞ろうとすると熱いし、箸で挟むと洗い物が増える。何とかならないんだろうか?三文ドキュメントならここで俺がキーマカレーもきれいに出せるレトルトパックを発明して事業を始めるところだが、そんな要望は何十年も前からメーカーには届いているだろう。それでも実現しないのは、技術上の困難があるとかコストに合わないと言った理由があるのだろう。こうやって、何ひとつ手を動かさずに考えるだけの凡人は、これ以上先に進めない。成功を掴むのはこの程度のことも考えられないやつなのだ、お気の毒に(ひがみ)。そして、成功した馬鹿の影に何百倍もの失敗した馬鹿がいるのも事実だ。そんなことを考えながらキーマカレーをとっとと食べ、ネスプレッソ飲み、猫の世話をして、準備を整えてるうちに出社の時間となった。今日は雨風が強いので、上下に雨具を来て行く。雨具は優秀で20分弱の自転車通勤くらいなら中に着ている服は一切濡れることが無い。ただ、ひとつ欠点がある。足を伝った雨水と下から跳ね上げる雨水で靴の中がびしょ濡れになってしまうのだ。ここ1〜2か月、雨の中出社することが多く、そのたびに靴がびしょ濡れになり、部屋干し臭くなるので洗ったり乾燥させたりしていたのだが、もうやっていられないぜと、それを解消するために、先月モンベルでレインシューズカバー*1を買った。マーフィーの法則をなぞるようで本当に恥ずかしいのだが、このカバーを買った途端に雨が一切降らなくなって使う機会がなかった。それが今日やっと使えることになり、嬉々として靴の上から着用し家を出た。これを読んでいる皆様がご存知かどうか解らないが、もっと言えばこれを読んでいる方がいるのかすら怪しいが、自転車用の靴というのは底に小さい金属プレートが付いていて、ペダル側の金具で止められるようになっている。ステップイン式のスキーのビンディング、あれの小さいヤツと言えばお解りいただけるだろうか。そのため、シューズカバーは底が空いている。よって防水性については過剰な期待をしていなかったのだが、勤め先に着いても靴の中はまったく濡れていなかった。モンベルすごい。


話は昨夜にもどるが、自宅ではアンチウィルスソフトはすべてAVGを使っていた。数年前は軽くて良かったのだが、一昨年あたりから重くなってきたり、有料版を進めてきたり、サイトで無料版が見つけにくかったり、ブラウザに変なアドオンを入れようとするのが何となく気に入らなくなっていたところ、昨日になって一部のWindowsでバージョンアップ後に無限ループに陥るという障害が明らかになった*2。現在は起動用ディスクを使ったリカバリ策が公開されている*3。幸い自宅のWindowsはどれもその被害に合わなかったのだが、先行きが不安になり、この際全てのアンチウィルスソフトを切り替えることにした。と思ったらタイミング良く「無料ウィルス対策ソフトBEST 5」*4なんて記事がブックマークで話題になっていた。陰謀論的な話はしないよ。この中にはAVGは入っていない。これはやはり変えるしか無いだろう。選択にちょっとだけ迷ったが、結局MSE(Microsoft Security Essentials) に決めた。スコアは低いが、大企業に尻尾を振ったのだ。自宅には4つのWindows PCが使われている、加えてMac上でもWindowsを動かしていて、計5つのWindowsが動いていることになる。とりあえず自分が主に使う3つのWindowsからAVGをアンインストールして、MSEをインストールした。AVGのアンインストールにはAVG Removerという同社から配布されているツールを使った。これがよく出来ていて、3つともトラブルなくきれいに消すことができた。AVGは間違ってもお勧めできないが、AVG Removerはお勧めできる優秀なツールだ。俺のPCで何日か使ってMSEで問題なさそうだったら(たくさんのユーザが使っているので問題ないとは思うが、AVGだって利用者数は多いのだ)、奥様が使っている残り2つも同様にAVGを取り除いて、MSEを入れようと思う。


もう一つ昨日の話。先週、琴似のブックオフに寄ったところ、その日は105円コーナーの本が80円で買えるというので、裁断&スキャン用に何冊か買ってみることにした。その中に高田純次の「適当論」という本があった。順番は前後するが、電子書籍で適当論の後の作である「適当日記*5」(こちらもバーゲンのときに買った)を見て、他のも読みたいと思っていたのだ。いつものように裁断機でその適当論を裁断したところ、本の中からぶわっと黒いものが出てきた。蜘蛛の子かと思ったが、そんなはずはなく、中から出てきたのは消しゴムのカスだった。消しゴムのカスはページの間の奥に入ると出てきにくいものだが、背表紙側を裁断したことにより消しゴムカスの出口が解放され、わーいと一気に出てきたのだ。買うときには気がつかなかったのだが、本をよく見るとあちこちに線を引いて消した痕跡があった。前の持ち主がブックオフに売るときに消したのだろう。この話の多すぎる突込みどころを挙げてみよう。1.いい年して適当論を買うか?(俺)、2.しかもブックオフで(俺)、3.しかも105円→80円で(俺)、4.安売りとはいえ消しゴムカスだらけの本が売られるというのはどうよ(ブックオフ)、5.エンピツで線を引いて適当に消した本を売るか?(知らない人)、6.しかも消しゴムカスが挟まったままで(知らない人)、7.適当論に線を引きながら読むか?(知らない人)。とりあえず、三方一両損ということで丸く収まったと思うことにしたが、冷静に考えると損をしているのは高田純次だけだ。


もうひとつ。Shadeという全く使いこなせていない3Dグラフィックアプリケーションを持っている。最新版は11なのだが、手持ちのバージョンはそのひとつ前の10.5だ。そのShadeが今日バージョンアップされ、12がリリースされた。今回もバージョンアップはスルーしようかなと思ったら、パスは一度までで、二回パスすると次のバージョンアップが利用できないらしい。使いこなせてないとは言え、せっかく買ったソフトだ、それに次の13で何でもできる魔法のような機能がリリースされたら悔しい。だったら、13が出そうなときにバージョンアップをしても良いかと思ったのだが、敵も考えたもので、敵じゃないが、発売日前日までならバージョンアップ料金が安くなっている。仕方がないからバージョンアップを申し込んだ。もうメーカーのThinkPodじゃないか*6。せめて、もう少しパス可能な回数を増やして欲しい。今回のバージョンアップでは3D表示するデータが作れるようになったらしい。いくつかの方式に対応していて、3Dテレビのような専用機器で見るデータや、お馴染みの赤青メガネ用、ステレオ写真のようなデータなどで立体視することができるらしい。これは楽しみだ。ただ、立体データとして何を作るかが決まっていない。作りたい立体が思いつかないのだ。だったらどうしてこのソフトを買ったのかと疑問を持つ人がいるかもしれない*7。もちろんソフトを使ってみたかったからに決まっている。どんなアプリケーションにも言えることだが、何か目的があるのではなく、そのソフトを使うこと自体を目的といて買う人が少なからずいるのだ。根拠はまったくないが、そのような人の方が律儀にバージョンアップをするような気がする。