将棋脳

将棋脳とはご存じの通り、将棋・囲碁・チェス・テレビゲームなどに毎日夢中になってのめり込む事によって、現実と盤面や画面の区別がつかなくなる症状のことだ。将棋脳になってしまった人は、他人が雑魚キャラに見える、単なる駒としてしか接することができない、白か黒のどちらかに分けたがる等々社会との折り合いが悪くなり、また自分がRPGの主人公や王将であるといった想像に耽りがちで日常生活にも支障が出る場合も珍しくはない。酷い場合は、罪の意識を持たずに他人の命までも将棋感覚で奪ってしまう事すらある。
キレやすい子供、近所との争いが絶えない老人、メディアの融合の例として女子アナのブログを挙げる経営者、子供と無理心中する親、すべて将棋脳が何らかの原因となっているとも言われている。彼ら彼女らはまるで将棋のように失態を晒したり、殴ったり、命を奪うのだが、罪の意識にを持つことは少ない。ひっくり返って血を流している相手を見ても「」になったくらいにしか思ってないのだろう。
こうした傾向に対し、将棋・囲碁・チェス・テレビゲーム等を、判断力が未発達な児童や老人、あるいは知性というものを最初から持っていない団塊世代が行う事を禁止するべきだという声が、関係各所から寄せられている。全面的に禁止して厳しく取り締まるべきだと言う過激な意見も一部にはあり、識者の間でも意見は割れているようだ。棋士やゲーマーはプロアマを問わず「将棋脳に医学的根拠はない」「非科学的だ」「ヘボのくせに」と規制に反対しているが、規制派は「家族を将棋感覚で奪われた者の気持ちを考えろ」「おまえら気持ち悪い」と意見は平行線をたどっている。
私のような素人が口を挟むべき事では無いのかもしれないが、将棋の駒にピカチユウの絵を描く等して少しでも殺伐とした雰囲気を和ませるというのはどうだろう?