ATOKの使い道

ATOK17には再変換機能があり、選択した文字列を変換中の状態にすることができる。当然、対象となる文字列は自分がATOKで入力したかどうかはまったく関係なく再変換可能だ*1
この機能は、誤変換に後で気がついた場合に使用することを目的としてるのだが、最近になって読めない熟語を調べるのに使えることが解った*2。例えば石狩市に「花畔」という地名があるのだが、これは近郊の人じゃないとまず読むことができないと思われるが、「花畔」をテキストエディタにコピー&ペーストするなり、単漢字で入力するなりして再変換をかければ、読み方を知ることができる。

地名の場合はグーグルで検索すれば、こんな方法を使わなくても、特に難読地名の場合は解説したサイトがたくさんあるので、読み方を知ることができるのだが、加藤周一君のように「脆弱」の読み方を知らなかった人*3の場合は、検索をかけても読み方が表示されたサイトを見つけることができるとは限らない。そんな場合でも辞書に登録されている単語であれば読み方を知ることができるのだ。

*1:ただし、アプリケーションによっては操作がブロックされていて再変換ができない。また、ブラウザのように文字列を入力するアプリケーションではない場合も再変換はできない。

*2:ただし、辞書に登録されていない単語に関しては、それぞれの単漢字の読みとなるので役に立たない。

*3:シンボーズオフィスで呉智英氏が「キジャクと読んでいるのを目撃した」と言っていた。→http://webfreestyle.com/sinbo/sinbo31.html