手間を惜しむためには

「手間を惜しむためなら手間を惜しまない」はかなりポピュラーな言葉だと思っていたのですが、グーグルでヒットしないところをみるとそうでもないのかもしれません。
それはともかく、私の数多い雑用の中に毎週月曜にやっている「20通ほどのメールの必要な部分を取り出して、ひとつにまとめる」という作業があります。数はそれほど多くないので、別に苦になっている作業ではないのですが、わざわざ人間様がやらなければならない作業ではありません。
やらなければいけない作業は次のとおりです。

  • 不要な部分を捨てる。
  • メール毎に、"-" 60個の区切りを入れる。
  • 幾つかの文字列を置換する。
  • メールを決められた並び順に並び替える。
  • 先頭に報告年月日を付ける。
  • 定型のヘッダを付ける。

これなら、Perlで十分です。ていうかPerlなら贅沢なくらいです。昨日はいつも、10分少々で済ませているこの作業をやめて、約40分かけてこの処理を行うためのスクリプトを書きました*1
いつもより30分余計に時間がかかりましたが、次回からは1分以内で済んでしまいます。つまり約10分の作業時間が短縮されたことになります。スクリプトを書くのにかかった40分は、昨日を含めて4回で回収できますから、1ヶ月後にはもう元がとれるという訳です。
というのは、もちろん口実です。「だって、たまには頭を使わないと傷むからねえ」というのが本当の理由。冒頭の言葉も前半の「手間を惜しむ」の「手間」が馬鹿馬鹿しいからというのも目的のひとつではあると思いますが、本当の目的は後ろの「手間を惜しまない」の手間が面白いからに決まってます。

*1:恥ずかしながらつまらないバグがでて、こんなにかかりました