旭岳小旅行1日目

9月11〜12日、両親と旭岳に行ってきた。旭岳は子供の頃、正月のスキー旅行でよく行ってた場所で、俺は冬の景色しかしらない。奥様ちゃんは一度も行ったことがない。両親はスキーに行かなくなってからも、主に紅葉のシーズンに何度か訪れていて、何年も前から俺にも行ってみろと進めてくれていたのだが機会がなく行っていなかった。夏に実家に行った際に秋ぐらいに一緒に行かないかと誘われ、ちょうど仕事もそれほど忙しくなさそうな頃だったので行くことにした。生憎、予定日の半月前に豪雨で途中の道が壊れ心配したのだが、なんとか復旧し多分大丈夫とのこと。あと、今年は気温が高く例年より紅葉が遅れているとの情報もあり紅葉は期待できないことも解った。まあいいか。


当日は両親の住む北広島の駅で待ち合わせることになっていたのだが、運の悪いことにJR北海道札幌駅付近で朝から同時多発故障が発生し(実際は二箇所)、列車は遅れまくった。加えて良かれと思って乗った一本早い便が後発の便に抜かされるというほのぼのエピソードも発生したため、待ち合わせの9時30分から40分遅れて北広島駅に到着。そこからは父親の運転する車で旭岳に向かうことになる。父親は先日70歳になったのだが、今でも人が運転する車に乗るのが嫌いで、車での旅行は全行程を自分で運転する。数カ月前に母方の兄弟が集まって道内を旅行した際も1000km近くを交代せずに運転したそうだ。何かあったら(10年以上運転していない)俺が代わりに運転するつもりでいたが、幸いそんな事態にはならなかった。助手席に母親、後部座席に俺と奥様ちゃんという配置で出発。
車内

おやつと携帯、ドアポケットにはカメラ、GPSロガーもぶら下げていた
北広島から一般道で江別東に向かい、そこから高速に乗り換えた。車にはカーナビもETCもない。途中12時ころに砂川インターで昼食。本当はもう少し先で食べるつもりだったが、スタートが遅れたのでここで食べた。それぞれカレー、醤油ラーメン、ざるラーメン、エビピラフを注文。他のメニューは解らないけど、エビピラフはハズレ。売店で夜に食べるつまみを買って、旭川に向かう。母が高速への合流時にチョコレートを運転中の父に食べさせようとして、凍りつきそうになった。母は免許を持っていないので解らないのだ。江別から旭川までの高速料金は550円くらいだった。後半のほとんどが何故か解らないが無料だったらしい。旭川からはまた一般道で旭岳に向かう。途中、父親が夜に飲む焼酎には明太子があうと言い出し、東川の道の駅に寄るが、あるはずもなく諦めた。


2時半くらいに旭岳に到着。旭岳は記憶と全く違う風景だった。さっきも書いたが最後に行ったのは30年以上前だし、冬しか知らないので無理もない。いつも泊まっていた町営旅館(えぞ松荘)は別の建物になっているし、ロープウェイは中間の駅がなくなっていた。駅舎も立派になっている。ロープウェイは片道1400円、往復も割引はなく2800円というセレブ価格。100人以上乗れるゴンドラは15分置きに運行している。もし、全便満員だったら一時間に112万稼ぐことになる。
旭岳 ロープウェイ

おなじみの丈夫アピール
旭岳 ロープウェイ
記憶にあるのはこんな立派なゴンドラじゃなかった
旭岳 ロープウェイ
特殊車両好きにはたまらない
旭岳 ロープウェイ
父が「後ろ座席から見る方が眺めが良い」と主張


姿見駅からは約1時間の周回コースをゆっくりと歩いた。厳しいコースではないのだが、足元が石だらけなのと段差が大きいので注意が必要。ステッキがあると楽かもしれない(駅に売っていた)。天候はほどほどで、例年なら始まっている紅葉もまだだったが、景色は十分に見ごたえがあった。カメラ2台で写真を撮り散らかし、携帯でなうなう送りまくる。
旭岳

天気はこんな感じ
旭岳 姿見の池
姿見の池。他にもいくつかの池があった
旭岳 噴火口
噴火口。あまり近寄ることはできない
旭岳 温かい穴
道端の穴。手を突っ込むとおもいっきり温かい
バスがある
旭川駅からバスがある。車なしでも来られるのか


旭岳を堪能したあとは今夜の宿である天人峡に向かう。書き忘れたが、今回に限らず両親と旅行に行くときは、どんなルートでどこを回るかを事前にほとんど聞いていない。ぼんやりと「旭岳と天人峡」とだけ聞いている。天人峡では古くからある天人閣というホテルにチェックイン。
天人閣温泉看板

今日の宿


ここで山頂の姿見駅でGPSロガーの電池を交換した際に記録開始スイッチを押し忘れるという大失態をかましたことに気づく、一番見たかった山頂の行程が記録されなかったのだ、ちょっとエレジー。天人閣は建物は古かったが部屋は広く、ゆっくり休むことができた。温泉もなかなか良い。ただ俺は温泉でのぼせやすくいつも早めに上がってしまうので、勿体無い。父親はまだ明太子に未練があったらしく、売店を覗いていたがもちろん売ってなかった。
売店は山のコンビニ

山のコンビニ。でも普通の売店だよ
食事は部屋食ではなくバイキング形式の食堂だ。食堂では周囲からはいろんな国の言葉が聞こえてくる。アジア各国からの団体客が多いようだ。他の地域もそうかもしれないが、ここ数年、北海道は中国、台湾、インドネシアなどからの観光客が増えている。夕食のあとは部屋で焼酎やビールを山ほど飲む。翌朝は早めに起きて7時に朝食。昨夜同様に多国籍な食堂、何言ってるか解らないけど結構楽しい。
一
あとから「一」の字を書きたしたっぽい。
ONSEN
ONSENは世界の言葉、英語も書いてあるけど
私の空間
私の空間です
のんびり号
名前どおりの呑気なエレベータ
(二日目につづく)