原田

今週のタモリ倶楽部は「芳雄ちゃんがカシオペアにのったよ」みたいなタイトルだった。同倶楽部は地域によって放送日時が異なるため、もしかしたらまだ放送されていない地域にお住まいの方もいらっしゃるかもしれない。楽しみに取っておきたいのであれば、本エントリは読み飛ばした方が良いだろう。実際のところ、どんな人であれ本エントリは読み飛ばした方が有益であることに違いはないのだが。


今回は田町か銀座か池袋かとにかく東京のどこかのバーで収録された。俺は首都圏の地理に疎いので、間違っていたらご容赦願いたい。このバーはNゲージ鉄道模型を眺めながら酒を飲むという公序良俗の観点から言って問題がありそうな場所だ。収録中も終始、鉄道模型ジージーセミのような音を立てて走っていた。お好きな方には堪らない音なのかもしれないが、門外漢である俺にとってはただのノイズでしかない走行音が気になって話に集中できなかったことを付け加えておく。


番組の内容は「原田芳雄がいろいろ我が儘を言ってカシオペアに乗った」というもの。25文字で書けてしまったが、同倶楽部においては大抵これよりも短い文字数で内容を表すことができるので気に病む必要はない。


今回の進行担当である松尾貴史は、こっちサイドのまともな人間としての役割を果たしていた。松尾はまずカシオペアのどこが良いのかを聞くが、この時点で芳雄は既に顔が赤い。森田はさすがにそれほど酔っていないが、とにかく両者ともその質問は問題外だとか言いながら熱く説明していたような気がする。ごはん食べながら見てたので記憶が曖昧だ。次に芳雄がカシオペアに乗ることになった経緯とチケットを取るのがいかに大変だったかという説明に移る。経緯については映画出演の条件としてごねたとかいう話だったと思う。チケットは映画会社かどこかの人が7人掛かりで10時丁度に予約をしてマイナーな駅の予約センターにつないだとかつながなかったとか言ってた。この辺の記憶が曖昧なのは、食事中に人の苦労話を聞くのも無駄なので聞き流していたからだ。もぐもぐ。


後は芳雄ちゃんが撮った写真が次々と出てくる。好意的に見れば「メレンゲが〜」のような旅行ブログとして楽しむことができる。ただ、メレ子さんじゃなくて、七十近いおじさんが酔っぱらいながら喋ってるという点が違うだけだ。後半になるほど、写真のピントがボケがちになっている。お持ち帰り自由なアメニティグッズを未開封のまま保存しているところが、あっちサイドの人らしくて面白かった。


最後の方で森田が、上野から札幌までトワイライトエクスプレスで登って行き、そのまま札幌駅でカシオペアに乗って上野まで帰ってきたいみたいなことを言っていた。鉄道好きの恐ろしさを垣間見たような気がする。


今週のまとめ

  • 今週のサザエさんを意識してまとめを用意してみたが、難しいな。
  • 鉄道好き、芳雄ちゃん好きには楽しめる回だったのではないだろうか。俺は幸いどちらでもないので冷静に見ることができたが、おもに晩ご飯がおいしかったという記憶しかない。
  • 芳雄ちゃんとか書いたが、俺の親と同じ年だった。