臨時収入

東京オフィスから内線が入った。
「元町さん、ちょっと古いことなんで忘れてるかもしれないんですけど」
「いつの話ですか?」
「2002年です」
「2002年って言ったら、僕、生まれてないですよ」
「(無視)」
「…」
「で、○○の件について特許出願したの覚えてます?」
「ええ、良く覚えてます」
「あれ、通っちゃったんですよ」
「うわぁ、あれがですか…」
「それで、社内規定で(詳細省略)」
「へえ、それを○人で分けるんですか」
「いや、元町さんの分が○○円です」
「あ、思ったより多い」


といった事情で、飲みには行けないけど、カツ定食なら食べられるくらいの臨時収入が入りそうだ。