瀬越駅跡地をぼんやり見てきたと思ったら
先日、法事で留萌に行ったんですけど。お寺に着いてからちょっと時間が空いたので、近所を散歩することにしました。海も近いと言うし。
少し波がありましたが良い眺めです。ここから見る夕焼けがとても綺麗とのことですが、今回は見られませんでした。
道ばたに赤い実が沢山なっていました。トマトじゃないかと思うんだけど違うのかな。
海へはこの線路を渡って行きます。この時点で、ここは廃止になった駅だと思ってました。というかこの線路も廃線だと思っていました。
正面から見るとこんな感じです。
この朽ち果てた駅名表示板によると、ここはかつて瀬越という駅だった(とその時は思った)ようです。
ぼろぼろになった待合室を見て、この駅が利用されていた(とその時は思った)当時の事を想像したりなんかしてました。
中には当時を偲ばせる(とその時は思った。しつこい?)時刻表や張り紙がありました。
実は待合室の中に重大なヒントが隠されていたのです。
ひとつは、周りに電話ボックスなどないのに、ここに電話してくださいと書かれている事。つまり、少なくとも携帯が普及してからの張り紙です。と言っても、携帯電話だって、もうそれなりの歴史があります。2〜3年前に廃止になった可能性も捨てきれません。
今年の3月の時刻表でした。この駅と線路、現役バリバリだったのです。Wikipediaによると、
瀬越駅(せごしえき)は、北海道留萌市にある北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅である。
当初は海水浴客への利便を目的にした季節営業の仮乗降場であったが、次第に周辺住民の利用が多くなり通年営業化、本社設定の臨時駅に昇格している。
との事です。錆びた単線の線路も廃線などではなく、留萌本線という立派な路線でした。うっかりノスタルジックな気分になった自分が恥ずかしいだよ。
駅名表示板の朽ち具合にすっかり騙されてしまいました。