ビンガム流体

今朝見た「所さんの目がテン!」で出てきた言葉。カタツムリの這った後に出てくる粘液はビンガム流体という性質を持つとのこと。
番組中では、ビンガム流体とは「接着性と流動性を併せ持つ流体」と言っていた。
良く解らないので調べてみた。
「ものづくり用語 - 日経ものづくり - Tech-On!用語辞典」というサイトの "ビンガム流体とは" という項では次のように説明されていた。

ニュートン流体の一種で,ある一定以上の応力(降伏応力)を与えないと流動を起こさないという挙動を示す流体

更に解らない。「応力」が解らないからだろう。確か面積当たりにかかる力の量だったと記憶している(検索したけど確信には至らなかった)。
もう少し、解説を探してみたところ「流体工学 fl1 properties of fluid 粘性率」というページに "ビンガム塑性流体(Binbham plastic fluid)]" に関する説明があった。

固体粒子の懸濁液(スラリー)ではせん断応力がある値に達するまでは流動がおこらない。小さいせん断力では流動が起きず、ある応力から初めて変形すなわち流動がおこる。速度勾配ゼロで応力があり、この値を降伏値という。この性質を「塑性plastic」という。ビンガムが印刷インキで初めてこの性質を発見したので、この流体をビンガム流体と呼ぶ。顔料、ペンキ、タンパク質水溶液、クリーム類などがある。

要はかかっている力が弱いとくっついているけど、強い力をかけると動くような流体ということかもしれない。何か特殊な物の名前かと思ったら。ペンキとかクリームとか意外と身近な物の性質のようだ。