小口

辞書では断面のこととある。なんとなく長い物を切った際の断面という印象を持っている。「ネギを小口切りにする」の小口もこれだろう。本の場合は背以外の三面の切り口を指すらしい。ただ、三面のうち上下は天・地と呼ぶこともある。
木材の場合は木口と書く。ただの断面じゃなくて年輪が見える面のことのようだ。繊維方向の面は木端と呼ぶが、オンライン辞書には「(1)材木のきれはし。こっぱ」「(2)「柿」*1板(こけらいた)」に同じ」とだけ書いてあったのであまり一般的な言葉ではないのかもしれない。

*1:「こけら」は柿とは違う字(市の上が点ではなく縦棒が突き抜けてる)だが、柿で代用した。今、確認してみたらWindowsのMS明朝・ゴシックとも柿の字は、この「こけら」になっている。本件は改めて図入りでそのうち。