こぼればなし

こぼればなし的な緩い文章が好きだ。書き手読み手の双方になんの思い入れや自己主張が存在しない潔さや美しさに惹かれる。

  • モノレールに、英語じゃない外国語を話す欧州系男性3人と東洋系女性1人の4人組が乗っていた。羽田第一ターミナルでその中の女性と若い男性が降りたのだが、男性2人は話に夢中になってたのか、降り損ねてしまった。次の終点で降りて引き返せば良いのだが、勝手が分からない乗り物に慌てたらしく、一人が非常用ボタンを押してしまった。発車直前の列車は停止し、非常ボタン下のスピーカから乗務員の「どうしました?」という声が響く、その前で途方に暮れる外国人二人。見かねた会社員風の男性が「降り損ねたようですよ」とだけ告げたのだが、ドアはすぐには開かず、数十秒かかってやっと開いた。非常事態の解除操作が面倒なのかもしれない。外国人2名は「ドモ、アリガット」と言いながら降りていった。その後やっと出発、多分2分くらいの遅れだったと思う。第二ターミナルに突いた際に乗務員が「非常ボタンを押した方は、事情を伺いますのでお残り下さい」と言ってたが、その押した人は降りたし、降りなかったとしてもアナウンスは理解出来なかっただろう。もちろん、みな急いで降りた。
  • 空港の飲食店は値段が高い。理由はいろいろあると思うが、理由自体は実にどうでも良い、とにかく高いのだ。ちゃんと一食たべようと言うのであれば諦めもつくのだが、昼食を食べ損ねたし、夕食まで時間があるので、軽く何か食べたいというときに、600円も出して蕎麦を食べるのは気が進まない。普段は諦めて機内のオニオンスープで凌いでいるのだが、昨日第二ターミナルでちょうど良い店を見つけた。地下のフレッシュネスバーガーの斜め前にあるコンビニだ。このコンビニは入り口が狭くて気付かなかったのだが、L字型になってて奥におにぎり・弁当・サンドウィッチ・飲物(ビールもある)が普通のコンビニの価格で売っている。空港内は無線LANも使えるので、出発を待つ間、適当な場所でメールチェックしながら気軽に食べられるものが安く買えるのは嬉しい。
  • 第二ターミナルで一番虐げられた場所にカウンターがあったAirDoだが、ちょっとだけ中央側に移ってた。AirDoのカウンターがあった場所にはスカイネットアジア航空のカウンターがあった。千歳−羽田線が就航するからかなと思ったがそれはスカイマークエアラインズだ。似てるけど違う。調べてみたら、羽田と熊本/宮崎/長崎を結ぶ航空会社らしい。第一ターミナルから追い出されたのだろうかと思うと悲しくなってきた。
  • 離陸前の機内アナウンスで「電波を発する機器は、常時ご使用になれません」と言っているが、これは「電波をハッスル機器は、ジョージご使用になれません」だと思うことにしているのだが、Googleで「電波をハッスル機器」で検索しても0件だったのが悔しい。