表示名は誰の物か?

メールアドレスの表示名の文字列があるだろう。たとえば、
MOTOMACHI 24Ken
とメールソフトに表示されている場合なら MOTOMACHI 24Ken の部分だ*1
大抵のメールクライアントのアドレス帳機能では、受け取ったメールのアドレスに対して表示名の編集ができてしまう。そのため、ときどき困ったことが起きてしまうのだ。ちょっと解りにくいので具体例を挙げて説明する。

  1. A社にいるb君が、X社のyさんとzさんにメールを送ったとする。この際、b君は上司のc氏にもCCで送った。
  2. b君は、yさんzさんのメールアドレスをそれぞれ「y様」「z様」とアドレス帳に登録している。また、c氏のアドレスを「cさん」と登録している。
  3. yさんはb君とc氏に返信した。その際、CCでzさんにも送った。yさんはb君とc氏をアドレス帳に登録していない。
  4. c氏の受け取ったメールには、TO: 欄に「b@a-sha.c0m」「cさん」、CC:欄に「z様」と表示される。

長くなってしまったが、要は自社の人を「〜様」と呼んだり、そのくせ相手の会社の人を「〜さん」と呼ぶような状況が簡単に起きてしまうのだ。
メールアドレスの表示名はメールアドレスの持ち主の物だ。よって、持ち主では無い人が、結果として表示名を編集できてしまうというのが、そもそも間違っているような気がする。少なくとも、相手が既に表示名を設定している場合はそれを編集するべきではないと思う。
俺は小心者なので、上記の例のyさんの立場の際にはzさんの表示名を消してから送るようにしている。

*1:スパム除けにアドレスの一部を変えてあります。