「細かい指摘大賞」ノミネート作品

以前どこかに書きましたが、ネットには「ベーリング海峡」と書くべきところを「べーリング海峡」と書いてる文献がたくさんあります。これらは一見同じものに見えますが、BEの字がカタカナかひらがなかという違いがあるのです。このような間違が起きる原因について、実際に調べたわけではありませんが、私はOCR(自動文字読み取りソフト)の認識ミスでないかと推測しています。
それはそうと、今日ある方の日記にて「レッド・へリング」という単語が出てきました。goo 辞書に依りますと「レッド・ヘリング」とは

red herring
薫製ニシン; 人の注意をそらす物[道具,手段].

という意味だそうです(初めて知りました)。もうお解りの事と思われますが、その日記では「レッド・ヘリング」ではなく「レッド・へリング」と書かれていたのです。これらは一見同じものに見えますが(後略)。

ただ、こちらは「べーリング海峡」の例とは若干背景が違ってるのではないかと推測します。おそらく「れっどへりんぐ」をカナ漢字変換した際に「れっど+へりんぐ」ではなく「れっど+へ+りんぐ」と分解され「レッドリング」になってしまったのではないでしょうか?

なお、この変換は頻繁に発生するらしく、グーグルでは、

レッドリング の検索結果 約 2,770 件
レッドヘリング の検索結果 約 797 件

と、誤変換の方が多くヒットします。(赤字は筆者変更)