狐憑き

狐憑きとい言葉がある。狐が取り憑くという意味だろう。ここで、なぜ狐なのかという疑問を持った人も多いだろう。狸馬牛猪、どれも○○付きとしては狐憑きほどメジャーではないし、そいつらに比べれば憑きやすい犬猫といえども狐には負ける。


やはり「きつねつき」が回文になっているという点が狐を憑き獣の第一人者に押し上げているのではないかと思われる。上から読んでも下から読んでも「きつねつき」、そりゃ人気もでますわ。


だったら、「憑き」を諦めて、回文になることに主眼をおけば他の生き物もその世界の第一人者になれるのではないだろうか?そう思って、各種生き物について考えてみた。


例えば「ねずみずね(鼠脛)」はどうだろう?体が小さいので弱点も小さいという意味だ。あるいは「きりんりき(麒麟力)」、首位を奪われることがあってもやはり麒麟さんは強いですわみたいな意味だ。他にも「もぐらぐも(土竜雲)」=サングラスをしてスコップを担いだ形の雲、「たぬきぬた(狸ぬた)」=たぬきとワカメを酢味噌であえた料理、「らくだくら(駱駝倉)」=ラクダの取引で得た利益を投じて建てた蔵などがある。


関係者の前向きな対応を望む。