風雲雷雨
いつもの導入部
今週のタモリ倶楽部は「これで再・韓流ブーム!? 管楽器ならぬ韓楽器を弾きまくろう!!」というタイトルだった。同倶楽部は地域によって放送日時が異なるため、もしかしたらまだ放送されていない地域にお住まいの方もいらっしゃるかもしれない。楽しみに取っておきたいのであれば、本エントリは読み飛ばした方が良いだろう。実際のところ、どんな人であれ本エントリは読み飛ばした方が有益であることに違いはないのだが。
出演者と概要
今週のゲストは浅草キッドの2人とマーティー・フリードマン。進行役は博士。詳しい人は金スラッブさん(韓国伝統楽器店「BBD」店主)。
冒頭、タモリが新大久保は今コリアンタウンとして有名だが、昔は楽器の街だったと説明しているところにゲストが乱入。筋太郎は食材を買いに来た、マーティーは楽器を買いに来たといっている。もめたまま趣旨説明のナレーションに突入。
開始
いきなり店内。博士が見渡す限りの楽器ですといつものように心のない進行。森田も同様。筋が「エレキじゃないよ。アンプラグドだよ」と大きくくくる。博士はその辺を気にすることなく店長を紹介。店名の由来を尋ねる。
博「BBDとは何の略なんですか?」
森「バーベキュー?」
(笑い)
金「ビッグ・ビジネス・ドリームです」
一同「ビッグ・ビジネス・ドリーム!」
筋「広げちゃったな。また」
森「楽器とまったく関係ないですよね」
金「関係ないんです。ビジネスにもなってない。ビッグとドリームしかないんです」
他にこんな話をしていた。
- 主な客は日本人。全国から来る。
- 今まで韓国伝統楽器の店が無かったし、今も専門店はここしかない。
- ドラマのブームから入ってくる人もいる。
弦楽器
- 12弦カヤグム
- 100,000円〜
- 琴のような外見
- 弦は12本(12ヶ月を表すとらしい)
- 日本の琴は13本らしい。「なんで、一本多くしたり少なくしたりするんだろうね」と森田。
- プロのカヤグム奏者、金オルさんが登場
博「ロシアで招待公演をしたこともあると?」
金「ええ」
筋「どんな方がくるんですか?」
金「いや、現地の方ですよね」
森「(筋に)もう、ダジャレ担当でいいよ」
-
- ダジャレ用韓国食材が用意されていた。
- 胡座をかいて右膝に載せて演奏する。
- 音階は「レミソラシ」の5音階。
- 模範演奏は琴のスタイルで三味線を弾いているように聞こえた。琴よりもアタックが強くチョーキングを効かせた演奏。
- 森「かなりソウルフル」マ「コア・かっこいい」(不明)
- ダジャレ用韓国食材が用意されていた。
(デモ演奏後)
マ「今のは何て言う曲ですか?」
金「オナラです」
(笑)
金「来てくださいという意味です」
筋「オナラ、覚えた」
金「昔の言葉です。今は使いません」
-
- ここでマーティが演奏に挑戦することになった。玉袋が「プロはどのくらいのものをみせてくれるのか」と煽る。
- マーティーがなんとか弾きこなす(途中、電話が鳴る)。
管楽器
博「何年くらいで吹けるようになるんですか」
李「20年とかそのくらいですかね」
金(ス)「一年でも吹けるよ」
森「だいなしじゃない」
-
- 店と奏者、それぞれの立場が出た。
- 博士が「極めるには20年、始めるには1年てことですかね」とまとめるが、金(ス)は「半年くらい」。
- チョッテ
- 50,000円〜
- 現代音楽に対応できるよう、テグムを改良した物。
- テグムはリコーダや尺八のように穴を指で押さえてるが、チョッテはフルートのようにキーがついている。
- チョは横、テは竹の意味。
- 筋「(ザ・たっち風に)チョッテ、チョッテチョッテ」*1
- デモ演奏はテイク・ファイブ。
- テピョンソ
- 25,000円〜
- チャルメラに似ている。リードのついた吹き口とベルを穴が開けられた直管でつないだ簡単なスタイル。
- 音が大きい。
- 筋「韓国のキムチラーメンの屋台が鳴らしてるの?」
打楽器
- ケンガリ
- 7,000円〜
- 手でもって叩く小さい銅鑼。ビスケットの缶を叩いたような音がでる。テレビでは解らなかったがかなり大きい音らしい。
- 指揮者の役割。
博「風・雲ときましたが、これは何を表すでしょう?」
筋「太陽!」
李「(吹き出す)」
玉袋は、アラレ・ヒョウ・雪と連呼するが当たらない。
博「雷でした」
- チャング
- 40,000円〜
- 外見は鼓を大きくしたような感じ。手ではなくバチで叩く。花形の打楽器とのこと。
- 李さんのデモはちょっとアフリカンビートみたい。森田は疲れて足を崩し、玉袋は胡座、マーティーは正座して聴いていた。
マ「変拍子ぽかったんですけど」
李「12拍が元になっていて、不規則に聞こえるけど、三拍を4回と四拍を3回が混ざっている」
筋「3拍4日くらいしか知らないけど」*2
-
- 李さんによると、チャングのリズムは「単純に同じリズムを打つわけじゃなくて物語を作る。始めて・広げて・結んで・ほどくということを、5分なら5分の間に作ってひとつのリズムになる」とのこと。
博「風・雲・雷ときましたが、これは何でしょう」
筋「風が吹いて、雲が流れて、雷がどかんときたら、これは大地でしょう」
李「(また吹き出す)」
筋「それが僕の物語ですよ」(正解は雨だった)。
- サムルノリ
ここで空耳アワー。今回は傑作揃い。
-
- 最後に全員でサムルノリ。博−プク、森−ケンガリ、マ−チャング、筋−ジン。
森「だんだん解ってきた」
博「音さえ大きければごまかせる」
筋「(韓国海苔を手に)あれぞ、韓国のノリってことですよね」*4
李「(吹き出す)」
森「今の冗談、サムイノリ」
(笑い)
今週のまとめ
- 今回はかなり面白かった。内容も盛りだくさんで、ゲストも各自役割をきっちりと果たしていたし、店の人や演奏者も良い味を出していた。
- できるだけ主観を入れずに再現することを試みたが、かなり疲れた。二度とやらない。
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