近況等

勤め先でまた冷房が動き始めた。天井から冷気が降ってきた。エコナも垂れてきた。薬物所持等で捕まった女優の謝罪も流れてきた。記者は「今の気持ちを法P語でおっしゃってください」とリクエストするが、女優は普通の言葉で語りつづけた。


それを見た野村克也は「保釈は八百長だ」とボヤいている。老人の醜いボヤきは下水を流れ河を下り谷を走る。ふもとの村では、ボヤきの洪水により稲が枯れたり臭くなったりといった被害が出始めたため、ボヤき防止のダムを建てる事になったが、いろいろあって建設は中止になった。


怒ったのはふもとの村の人々と田中ヨシタケだ。「もう『ボヤきダム・キャラメル』を作ってしまったべ」慣れない北海道弁を使って田中は怒りの会見を開く。かなりのプンプン度だ。そんな田中を見て哀れに思ったのか女優は「すべて私が悪いんです」とエコナを一気飲みする。


「これで発癌性がないことはお解りでしょう」毅然とした態度に心を打たれた野村はボヤくのを止めることにした。もうボヤきダムは要らない。変なキャラメルで、もうひと花咲かせようとした田中の目論みも海に沈んでしまった。下人の行方は誰も知らない。