定点観察・手稲山

各所で言及されていることだが、R-1グランプリの審査方式の問題点について考えてみた。

  • 常に現在のトップが見えているので、その時点で2位以降の人の負けが確定してしまう。
  • 実際にそうかどうかはともかく、後にやるほど有利になると見られがち。
  • 極端な話、現在のトップに対してこいつが優勝したらまずいだろうと思ったら後の人に高い点数を入れる事だってできる。
  • 最初につけた点数が高いと振り幅が狭くなってちょっとしたさじ加減が方向を変えてしまう。
  • M-1のように上位3名で決勝を行う方が、最後まで楽しみが続くが、逆に決勝において審査員の思惑が反映されやすくなる。

以上の点を鑑み現行の「決勝はやらない」というスタイルを前提としつつ、最後まで逆転の余地を残した審査方法を考えてみた。それは「最高点の人を伏せた合計点のみを見せて、最後にドン」方式だ。我ながらひどい名前だと思うがご容赦頂きたい。


例えば、審査員が8人いるとしたら、演目ごとに最高点を付けた審査員を除いた7人の点数が公開され、その合計点で暫定順位が決まり、最後に伏せられていた点数が一斉に開かれるのだ。これだと、暫定順位の入れ替わりを残したまま、誰が本当のトップなのか客席も審査員も見えにくく、最後に逆転の余地もある。なんか面白いんじゃないかって気がしてきた。これでビジネスモデル特許を取りたい。無理。ていうかそれはビジネスモデルじゃない。