定点観察・手稲山
ここの写真は毎朝向かいで建設中のマンションを撮る際についでに撮っている。
この建設中のマンションの写真だが、大きな通り一本を隔てただけの近距離で撮っているので、広角にしても建物全体をフレームに収めることが出来ない。一時はこのために魚眼を買おうかと思ったくらいだ。魚眼レンズの価格の0がひとつ少なかったら危なかった。
仕方がないので数枚に分けて撮影して、フォトショップエレメンツ(以下、PSE。余談だが「以下〜」と書いておいて、以降の文章で使わないというギャグが結構すきだ)のパノラマ機能を使って合成している。このパノラマ合成は当然のことながら、樽型に膨らむか、縦横ともに極端なパースがかかった画像しか出力することができない。大変なのは合成語の変形なのだ。
樽型の歪みは、小規模なら補正できるが極端な樽歪みだと補正によって周囲の歪みが激しくなるので、パースがかかった「遠近法合成」をベースに変形をしている。
- 合成後のサイズは極端に大きく、作業スピードが遅くなるので、50%縮小をかける。
- 「自由な形に変形」機能を使って建物の外観を大まかに長方形にする。
- 遠近法合成でも樽型の歪みはあるので、レンズ補正ツールで歪みをある程度取る。
- リファレンスとなる画像を透明度60%で上位レイヤにコピーする。
- 「自由な形に変形」機能でリファレンス画像と重なるように変形する。これはできるだけ前日の配置に近づけるため。
- リファレンス画像の余白部分を選択し、選択範囲を反転する。ここでリファレンスはお役御免。
- 上側に選択範囲を追加してから、縦横比が1:2になるように切り取る。今気付いたが、リファレンス画像を最初から縦横比が1:2にしておけばもっと楽だ。
- 解像度をいつもの値(720X1440)に落として、撮影日時をファイル名にして保存する。
- 建設的 episode2とflickrに写真をアップロード。
これを毎朝やってるのだが、なぜか巧く合成出来ないことや、変形に失敗することがある。(続く)