やっとできたか

新仮名がやっと決まったらしい。審議に入ったのが確か2003年だったから5年もかかった事になる。遅すぎ。

文部科学省の諮問機関「21世紀新仮名制定委員会」は、近年広い世代で使用が定着した、いわゆる「半炸裂音」を表す「新ひらがな・カタカナ」を一日、発表した。
今回追加されたひらがな・カタカナは次のとおり。

ひらがな

カタカナ

それぞれの文字の読み方は、となる。また、アルファベット言語圏には対応する子音がないため、ローマ字表記の際はQA〜QOを用いることとなった。
同委員会では、教育現場における指導要綱をまとめるとともに、コンピュータや印刷業界での対応にあたってのロードマップを策定し、遅くとも2011年までには完全普及を目指している。
今回の新仮名制定に伴い、ソフトウェア業界や機器メーカー等では大きな変更が生じ、それに伴う経済効果が歓迎される一方、準備期間が短い事から充分な品質の製品が準備できないのではないかという懸念があがっている。

新仮名委員会の門司き子委員長のコメント:
「文字のデザインについては、既に使われている表記を参考にしつつ、他の仮名と並べても違和感が出ないことを重視し、数点の候補を用意して決めた。一般利用者のアンケートも行ったが、今回の案が最も評判が高く、良い成果を出せて満足している。
期間が短いという点に関しては、委員会でも何度か取り上げられたが、まずは普及のスピードを高めることが最も重要である事から苦渋の決断となった」