ガムテープ

あるサイトで時々掲載される「ガムテープであれが治る」というシリーズがあります。これは、街で見かけた「ガムテープによる補修」の写真を紹介するという企画で、これまでにガラス、ゴミ箱、郵便受けなどいろいろなもを、ガムテープで補修した例が掲載されています。この企画、内容自体は面白いのですが腑に落ちない点がひとつあります。
「そんなの見たことない」
シリーズは一人(または二人)の人が取った写真で構成されているもので、全国から投稿が集められているわけではありません。その方の行動範囲内で観察されたもののようです。当然ながらその方はガムテープによる補修やその観察を生業としている訳ではないので、常人よりも遙かに高い確率で物件に遭遇するということも想像しにくいのです。
となると、どうして私はガムテープ補修物件を目撃する機会がないのでしょう?その原因をいくつか考えてみました。

  1. 地理的要因:寒冷地はガムテープ補修に向かない。
  2. 住民の性格:ものを大事にするとかケチだとか見栄っ張りだとか不器用だとか。
  3. 観察力:注意して見てると発見しやすい、私のように雑念だらけだと何も見えてない。
  4. 行動範囲:住宅街や商店街をよく歩くか、大きな通りばかりを歩くかの違い。
  5. 奇病:ガムテープが見えない。
  6. こころの問題:見たことないというのは嘘で注目されたいだけ。または、幼少時にガムテープに(中略)補修物件を見ても忘れてしまう。
  7. 企画が虚構:ごめんなさい。そんなことないと思います。可能性の一つとして挙げました。

多分この中のどれかでしょう。他の原因はないと思います。あっても俺が書いたのより面白くないはずです。