祭が嫌いだ

札幌には恥しらずな最低のゴミ祭(よさこい)があって、その季節のたびに憂鬱になる。あれだけ多くの人を動員する祭を嫌うなんて、自分は少数派なのかと思ってたら、あの祭のことを良く言う人は周囲に皆無なので、アンチよさこいの方が主流派なのではないかと思うに至っている。やはり私のように暗くて猜疑心に満ちた北方の人間は、頭蓋骨の中身をどこかに置き忘れてきたような祭を好まないのだなあと思っていたら、その正反対の気質を持つと思われる土地でも同じような人が多いらしい。少し安心した。