ぬるい話

先日、豆乳を作る機械を買った。
ヨドバシで奥様と一緒に豆乳を作る機械を選んだ。
幾つかのメーカーから少しずつ大きさや機能の異なる機械が
発売されていた。


オンリーワンというちょっとカチンとくる名前の機械があった。
機能は若干劣るが、小さくて値段も手ごろだ。
置き場所に困らないのは良いことだ。
十勝フーズというメーカーの製品だった。


「これにしよう。名前が嫌だけど、地元の企業だし」
「これにしましょう。機能は今ひとつだけど、地元の企業だし」
こうして僕達は豆乳を作る機械を手に入れた。
今日からは豆乳作り放題の毎日だ。そして地元企業も潤った。


家に帰って豆乳を作る機械の説明書を見た。
十勝フーズは埼玉の会社だった。


(きょうの話はポエトリーリーディングだと思って読んでください)